心 GOT II「神のくちづけ」より
心は、なかなか自由にならないと思います。
頭で理解していても難しいと思います。
いろいろな思いが出た時に、全ての思い、感情を体験出来る喜びの感覚を味わえました。
神という言葉が苦手な方は、「自然」「命」「宇宙」とか好きな言葉に変えて読んでみてください。
心 G O D I I
心があなたを傷つけるその心はあなた自身
心があなたを狂喜さすその心はあなた自身
心は肉体に隠れあなたを自由にあしらう
自由にならぬ心を自由にならぬ自分自身をあなたは魂と呼ぶ
あなたは苦しみを誰かのせいにする
しかしあなたを苦しめるのはいつもあなたの心でしかない
あなたは喜びを誰かのおかげだと言う
しかし喜びをもたらすのも常にあなたの心でしかない
あなたは心を肉体から生まれ肉体と共にあるもの 、と思っている
しかし心は肉体から生まれたものでも肉体に付随しているものでもない
その呼び名を知らなくてもその意味をあなたは知っている
美しさと醜さをあなたは教えられることなく見分けられるように
切なさの意味も希望の意味もあなたは最初から知っている
なぜならあなたの心はあなたが生を受ける前から存在し
あなたはその心に触れるだけだから
心は天地が創造されるずっと前から存在していたのだ
この宇宙の生まれる前いくつもの心が生み落とされた
全ての心が形を持たぬまま永遠のような時が過ぎた
いつしか神は心に姿を与えた
初めに無の中で愛が一点の光となり光の影は闇となった
無数の喜びと悲しみが一点の無の中から爆発するように溢れ出た
音が生まれ時間が誕生し静寂が現れ空間が生まれた
それは宇宙が誕生し生と死が生まれた瞬間
p
やがて無数の心は万物に姿をかえ生命を持った
無数の心は言葉に隠れ生命の種となった
神の心に全ての言葉が存在するようにこの世界には神の全てがある
n無と無限生と死光と闇過去と未来始まりと終焉愛と憎しみ
相反する言葉がひとつの心から生まれ星のごとく無限の方向に飛び散っていく
真理は幻のごとく答えを変え宇宙は夢のような謎に満ちている
あなたが神に触れたと思ったとたん神はあなたに姿を変える
神を探す術をなくしたあなたは偶像の神を祀りあげるしかない
あなたの自由にならぬ魂自由にならぬ自分自身は神の心そのものなのだ
誰もが自由に出来ないものそれが神でありあなた自身の心そのものなのだ
あなたの求めてやまぬ神はあなたでしかないのだ
あなたはその心を神のものとすればいい
あなたの喜びをあなたの悲しみをあなたの優しさをあなたの涙を
あなたの全てを神のものとすればいい
あなたが神を思う時あなたは万物の中に有る
あなたは自由そのものあなたは神がみる夢の中の神そのものなのだ
鳥になり空を舞い風になり季節を旅し流星になり宇宙を駆け巡り
そして愛しき人の心の中でそっと眠りにつく
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