一つ前のブログにて、呼吸への感謝に触れた時の
合田和厚の著作集 「空」をご紹介させて頂きます
「空 LOVE」
空 一見何もないもののように見える
それは 存在する全てのものが 分け合っている場所なのか
それとも 全てのものに存在する場所を 与えているものなのか
あなたは 明るい光の中
こうして向かい合っている私との間に 何もないという
それは あなたが空を隔てて 私達が見つめ合っている事を忘れているから
暗がりの中 あなたは私の顔が見えないという
闇が邪魔して 私の顔が見えないという
それは あなたが 空を隔てて 私達が見つめ合っている事を忘れているから
空は 闇ではなく 空は透明だから
昼は光を 夜は闇を 映しているだけ
あなたは 空をつかむ事が出来ないから
空を所有する事は 出来ないと思うかもしれない
あなたは 空を飛ぶ事が出来ないから
空を自由にする事は 出来ないと思うかもしれない
しかしあなたは 空がなければ 息をする事が出来ない事を知っている
あなたが 賢者であろうと 愚かであろうと 正義の人であろうと
悪人であろうと 美しくとも 醜くとも
空は 差別なく あなたの中に入っていく
そして 誰もが平等に 同じ空を吸っては吐いている
この部屋で あなたが 私を嫌いであろうとも
あなたは 私の吐いた息を吸い 私は あなたの吐いた息を吸っている
私とあなたは 互いの息を吸い合っている
あなたが 草原にいれば あなたの吐く息を 獣や草木が吸い
獣や草木が吐く息を あなたは吸っている
空は 全てのものの体内に 平等に流れていく
あなたは 空をつかむ事が出来ない
しかし いつでも あなたは 手にするより
もっと深く 空をその体内に吸収している
空は 晴天の空の青となり 夕焼けの赤となり 七色の虹の色となり
あなたが望む時 いつでも目にする事が出来る
空は あなたから逃げも隠れもしない
たとえ あなたがどんな人であろうとも
見上げれば そこに 誰と 分け隔てすることのない同じ空の姿を 見る事が出来る
空は 人間にも 獣にも 花にも 草にも…… 全てのものに 平等で 自由なのだ
今まで あなたが 空に感謝した事がないなら
それは あなたが 空の必要性を考えようとしなかったから
それでも あなたが 空に感謝できないのは
あなたが 自分にだけ 優しくして欲しいと思うから
自分だけ 特別扱いにして欲しいと思うから
それは まるで 赤子が 母親の思いやりに気付かぬようなもの
当然のような顔をして 母親の乳首に吸いつくのと同じようなもの
空は あなたの母で 全てのものの母である
まさしく 空は 神の愛の姿そのものなのだ

